ゾロとサンジの喧嘩はワンピースの名物と化していますが、その名前の呼び方もまた同様。
お互い好き勝手なあだ名で呼び合っているわけですが、一体どれほどの種類があるのでしょうか?
ここではゾロとサンジの呼び方を整理しつつ、ゾロがサンジを名前で呼ばない本当の理由についても考察してみます。
ゾロとサンジの呼び方、あだ名一覧
一味の絆が描かれているワンピースの中でもゾロとサンジの喧嘩は絶えることを知らず、特にお互いの相手の呼び方はとても特徴的でワンピースファンを楽しませてくれるシーンの一つでもあります。
そのあだ名の多さもワンピースの魅力の一つと言え、ある熱烈なワンピースファンは66巻までにお互いに何と呼んでいるのか数えたといった話が単行本のあるコーナーにも掲載されています。
(ワンピース 73巻第729話質問コーナーp162 尾田栄一郎 株式会社集英社 2014年3月9日第1刷)
今回はその多すぎるあだ名を67巻から数え、88巻までを一覧にしてまとめてみました。
ゾロがサンジを表すとき
1位(17回)てめェ
2位(15回)お前
3位(6回)コック
4位(5回)バカ
5位(3回)あいつ、バカコック
7位(2回)おい、あの野郎、おめェ、エロガッパ
11位(1回)こいつ、アホコック、バカ野郎、クソコック、素敵マユゲ、あれ、アホ、バカマユゲ、ダーツ、ダーツまゆげ、ぐるぐる、「ほげー」、Mr.鼻血、ヘボコック、鼻血くん、アホウ、ぐるまゆランド、ウチのコック、ぐるマユ、ぐる眉、グルマユ野郎
サンジがゾロを表すとき
1位(34回)てめェ
2位(12回)お前
3位(7回)おめェ、マリモ
5位(6回)ゾロ、クソ野郎
7位(4回)あの野郎
8位(3回)こいつ、バカ
10位(2回)オイ、アホ剣士、迷子マリモ
13位(1回)どっかの剣士、ロロノア・ゾロ、クソ剣士、マリモ君、バカ剣士、クソ迷子野郎、あいつ、サボテン君、体力バカ、まりもヘッド、あのバカ、マリモマン、バカマリモ、マヌケ、藻、マリモ剣士、ゾロ君、アレ、緑、アイツ、アホ、どうにかする男、キサマ、奴
こうやって見てみると、「素敵マユゲ」や「バカマユゲ」,「ぐるぐる」等サンジは眉毛、「マリモ」「迷子マリモ」「サボテン君」等ゾロは頭の特徴をあだ名にしたものが多いです。
そういった咄嗟に出た子ども同士の喧嘩のような悪口ばかりが目立ちますが、中には「素敵マユゲ」や「どうにかする男」など相手に敬意を払っている呼び方もあり、二人のお互いに対する本当の想いも読み取ることができます。
ゾロがサンジを名前で呼ばないのはなぜ?
では、サンジは「ゾロ」と呼んだことがあることに対して、ゾロはなぜ「サンジ」と呼ばないのでしょうか。(原作では88巻までに呼んだシーンは見られません)
その疑問に対し、私は「ゾロはサンジのことを同類と思っているから」だと考えています。
ワンピースの中では対立する2人の様子が描かれることがしばしばありますが、実は共通して「自分に厳しく、女性に優しい」部分を持っています。
自分に厳しくという部分は誰もが納得するかもしれませんが、ゾロが女性に優しい?と疑問に思った方もいるかもしれません。
言うまでもなくサンジは女性に対してとても紳士的で、恐竜の時代の流儀を守っています。
(ワンピース 84巻第842話p69 尾田栄一郎 株式会社集英社 2017年2月8日第1刷)
ゾロもあまり目立ちませんが、空島編ではエネルに攻撃されたロビンに対して、「女だぞ」と言っていたり、パンクハザード編ではモネに対して「そりゃあおれにも斬りたくねェもんはある」と言っていたりと実は女性に対し優しいのです。
そういった似た部分もあり、「サンジ」と呼ばないのはゾロの意地なのかもしれませんね。
まとめ
・ゾロもサンジもお互いの呼び方1位は「てめェ」(現在88巻までで)
・眉毛や頭の特徴を捉えたものが多い
・たまに相手に敬意を払っている呼び方もある
・ゾロがサンジの名前を呼ばないのは似た者同士のライバル心や意地
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