「ワンピース」の重要な登場人物であるシャンクスですが、最初から片腕だったわけではありません。(知ってるよ!というツッコミはなしで)
シャンクスが片腕を失ったしまうシーンはワンピースの中でも名シーンの一つに挙げられますね。
一体それは何巻の何話だったのか?またこの出来事の背景についても復習していきましょう。
シャンクスの腕がないのはなぜ?
シャンクスは自らが率いる赤髪海賊団がフーシャ村に停泊していた時に、幼少期のルフィに出会いました。
ある日、山賊ヒグマに海に落とされ近海の主に襲われそうになったルフィを身を呈して救ったシャンクスでしたが、その際に左腕を失いました。
当時は、その時に襲ってきた近海の主に腕を引きちぎられてしまったのだと何気なく見ていましたが、今現在読み返してみた時に、シャンクスほどの実力者が片腕を失ったことに違和感を覚える人も多いのではないでしょうか?
10年後のルフィも一撃で倒していましたし、そこまで強い相手というわけではないですよね。
のちに、白ひげもこのように言っていました。
「おめェ程の男が〝東の海〟で腕一本落として帰って来た時ァ…誰もが驚いたもんだ」
ワンピース 45巻第434話p78 尾田栄一郎 株式会社集英社 2007年3月7日第1刷
最強と言われた白ひげのこの言葉からも、当時からシャンクスの実力が高かったことがうかがえます。
それでなぜ腕を失ったのかと誰もがが思うところだったのでしょう。そして、腕を失くした理由を聞かれたシャンクスの答えがこちら。
「……〝新しい時代〟に懸けてきた…」
ワンピース 45巻第434話p79 尾田栄一郎 株式会社集英社 2007年3月7日第1刷
〝新しい時代〟すなわちルフィという存在のためなら自分の腕一本をくれてやることくらい惜しくはないという気持ちで、自分の腕よりもルフィを安全に救出する方を優先したのかもしれません。
シャンクスが航海に連れていってくれない理由
海の苛酷さ
己の非力さ
なによりシャンクスという男の偉大さをルフィは知った
こんな男にいつかなりたいと心から思った
ワンピース 1巻第1話p48 尾田栄一郎 株式会社集英社 1997年12月29日第1刷
こちらはシャンクスが腕をなくしたあとのルフィの思いが綴られた箇所です。
この出来事により、海の苛酷さ、自分の甘さを知ることになったルフィは、自分の力で海賊になることを決意します。
そしてシャンクスはこの時既にルフィの持つ資質に気づいており、大切な麦わら帽子を託したのですね。
そういう意味でも、第1話ということもあり多くの大切な要素が詰まっているシーンでありながら、未だに謎の残るシーンでもあるということを改めて感じました。
単行本だと何巻何話でアニメなら何話?
シャンクスが腕を失くすシーンは
単行本では、1巻第1話〝ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-〟
アニメでは、第4話〝ルフィの過去! 赤髪のシャンクス登場〟
となります。
また、アニメスペシャル「エピソードオブルフィ〜ハンドアイランドの冒険~」でもこの時のシーンが見られます。
改めてこのシーンを読み直すと、突然沖合に現れてルフィを助けるなど謎の描写もあり、シャンクスが能力者かどうかも不明のため、実際にどういう状況でのあのシーンだったのか詳しいことはやはりわかりません。
「腕を食われるシーン」は初期設定にはなく、インパクトを残すために後から入れたという話もあります。
数々いわれている矛盾が生じているのはそれが理由でもあるのかもしれませんね。
まとめ
・シャンクスが腕を失くしたのは海に落とされたルフィを救うため
・単行本では1巻第1話
・アニメでは第4話
・腕をなくした理由については諸説ありますが、わざと食わせたという説が有力
・自分自身も能力者だからこそ海の苛酷さを知らせようとしたのかも?
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