カイドウの正体が龍だったことが判明したところで、これまでの伏線などについても改めて見ていきます。
カイドウの正体は龍!能力は…
第921話で、カイドウの正体が龍であることが判明しました。
「百獣のカイドウ」という呼び方もあり、ライオンに関係ある能力なのか?それともなにか別の最強と呼べるレベルの生物なのか?など様々な想像をかき立ててきたカイドウの正体でしたが、その結果は「龍」でした。
地上最強の生物とも言われており、その「生物」という呼び方からもまず人間でないことは推測されていましたが、いろいろと憶測も飛び交っていました。
鬼の要素も見られるなどその詳しい能力についてはまだ謎が多いです。
こちらにカイドウの能力や正体を鬼の面と龍の面からまとめています↓
【ワンピース】カイドウはワノ国の鬼?オーズのような角から見る能力
鬼になった龍なのか、龍になった鬼なのか……。
どちらにしても最強の生物であることには違いありません。
過去に、捕えられて何度死刑を執行されても空島から飛び降りても死ぬことはなかったというカイドウ。
その生命力の高さは、それこそ不死と言われることもある龍の能力からきているのではないでしょうか。
そしてこれを動物(ゾオン)系の能力であると仮定するなら、ゾオン系の覚醒者がその異常なタフさと回復力を武器にしているという点からも、能力は覚醒していると考えるのが妥当だと思われます。
これまでの伏線まとめ
さて、少し前まで四皇の1人であるということ以外の情報がほとんどなかったカイドウですが、ここへ来て一気にその正体が明かされてきています。
振り返ってみると、これまでにもその正体を匂わせるような伏線がいくつか存在していました。
まずそのひとつは錦えもんが龍を嫌っていたことです。
……………
〝ドラゴン〟と聞けば拙者黙ってはおれぬ…!!
……………
その存在に遺恨あり!!
必ずや拙者の手で!!!
(錦えもん)
「ワンピース」69巻第682話p.79 尾田栄一郎 株式会社集英社 2013年3月9日第1刷
この後、親の仇同然とまで言っていました。
それほどまでに龍を嫌うのは、カイドウによって親同然に大切な人物である光月おでんが処刑されたからだったんですね。
また、ひとりで上空1万メートルの空島へ行けたことも、龍の能力があるならば可能です。簡単に飛んでいけちゃいますからね。雰囲気は葛飾北斎の富士越龍図な感じでしょうか。
そういえば、ゾウに登る時に登場した「昇り龍」(飛んでないけど笑)もひとつの伏線だったのかもしれません。
ちなみにこの時、カン十郎が「目には目を」と口にしているのも「龍には龍を」という意味が含まれていたとも考えられます。
とは言え、「桃太郎」を題材にしていると思わせるような描写が多く、79巻第795話で登場したその姿は鬼同然で、酒呑童子にそっくりだという話もありました。
確実に正体は鬼だと思っていた読者も多かったのではないでしょうか?
しかし、よくよく見ればこの姿には鱗のような刺青も見られ、長い髭もあることから確かに龍の姿にも見えますね。
このように、ここまでカイドウの正体についての伏線が少しずつ散りばめられていたことがわかりました。
今後はさらに、カイドウの能力の全貌やその行動の真の目的などが明らかになっていくことでしょう。
まとめ
・カイドウの正体は龍
・これまでカイドウの正体が龍である伏線もいくつか登場
・中でも錦えもんたちが龍をひどく嫌っていたことがいちばんの伏線だったのかも
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