【ワンピース】ヒルルクの名言は何巻の何話だったっけ?  | ワンちく。

【ワンピース】ヒルルクの名言は何巻の何話だったっけ? 

ワンピースには心揺さぶられる名言がたくさんあるのですが、中でもDr.ヒルルクの名言は言うまでもなくトップクラスの人気を誇ります。何度見ても号泣……!という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、久々にもう一度あの名言に触れたい!でも何話だったっけ?という時のために!(笑)

ヒルルクの名言が何巻何話で登場したのか、改めて確認していきたいと思います。

 

ヒルルクとはこんな人

ヒルルクが登場するチョッパーとの出会いと別れの物語は、今なお色褪せることがありませんね。

まずはこのヒルルクがどんな人物だったのかを、簡単ではありますが振り返ってみましょう。

かなりのヤブ医者で国民からも疎まれる存在でしたが、その反面強い信念を持つ心優しい医師でした。

『西の国のある大泥棒が、心臓に重い病気を患い死を宣告され気持ちも荒れていく中、ある山で見た事のない美しい桜の風景を目にしたことで病が治っていた』

という「奇跡」をチョッパーに語ったヒルルクでしたが、これは実は自分の話でした。

この経験から、当時の国王、ワポルの身勝手な政治が蔓延り国民までもが心を病んでいるという状態だった「病気の国」を癒し、そして治したい、その一心で研究を続けていたのです。それが

「極寒の冬島に桜を咲かせる」

という研究でした。

そんな中でチョッパーに出会いトニートニー・チョッパーという名前をつけ、あの帽子を渡し、海賊旗の意味する強い信念を教えてくれたのです。

生まれてからずっと誰からも蔑まれ続けてたった一人で生きてきたチョッパーにとっては、生まれて初めて信じることのできた相手でもあるんですね。

「おれは決して

お前を撃たねェ!!!!」

ONE PIECE 16巻第141話 p.106 尾田栄一郎 株式会社集英社 2000年12月9日第1刷

これがチョッパーにとってはどれだけ大きな言葉だったことか……。

息絶えるその瞬間まで、彼の生き様は私たち読者にも多くの大切なことを教えてくれました。

ヒルルク名言は16巻第145話に登場!

チョッパーが尊敬するヒルルク。

心身を病んだ人間を救うのは「奇跡の治療」だと信じてきたヒルルクの名言の序章といえばこの言葉です。

「…その必要はねェ…

この国におれが…

桜を咲かせてみせる…!!!」

出典:ONE PIECE 16巻第143話 p.132 尾田栄一郎
株式会社集英社 2000年12月9日第1刷

昔、西の国の大泥棒だったヒルルクは不治の病の宣告を受けます。

絶望の淵の中で、ある時、山いっぱいの鮮やかな桜を目にした時には、ただただ感動したのでしょう、ヒルルクの病は嘘のように消えてなくなりました。

その時、病んだ人間の心と体を癒すためには「感動」という治療法があるのだということをヒルルクは知ります。

ドラム王国の人々を救いたいという信念がこの言葉から伝わってきますね。

さて、ドラム王国の医師たちが国王ワポルに脅迫され屈する中、ひとりでも多くの患者を助けようと奔走したヒルルクの名言NO.1といえばこの言葉なのではないでしょうか。

「人はいつ死ぬと思う…?

心臓を銃で撃ち抜かれた時…

…違う

不治の病に犯された時…

…違う

猛毒キノコのスープを飲んだ時……

違う!!!

…人に忘れられた時さ…!!!!」

出典:ONE PIECE 16巻145話p.173~175 尾田栄一郎 株式会社集英社 2000年12月9日第1刷

何度読んでも泣けてきます。

この後、ヒルルクは言います。

「おれが消えても おれの夢はかなう」

「病んだ国民の心も きっと救えるさ…!!」

出典:ONE PIECE 16巻145話 p.175 尾田栄一郎 株式会社集英社 2000年12月9日第1刷

ドルトンはヒルルクに、国も同じだろうかと問いました。国王ワポルの存在や国のあり方に疑問を持ち続けていたドルトン。

“ 受け継ぐ者”がいれば、というヒルルクの言葉はドルトンの心に刺さりその決意は固まりました。

ヒルルクが国を諦めることなく救おうとし続けた思いは、ドルトンの意志を確固たるものにするのには充分すぎる説得力を持ちました。

少し話が逸れますが、ニコ・オルビアの以下のようなセリフがあります。

「あなた達の生きる未来を!!

私たちが諦めるわけにはいかないっ!!!」

ONE PIECE 41巻 第396話 p.156 尾田栄一郎 株式会社集英社 2006年4月9日第1刷

これは私の超個人的な観点なのですが、このセリフもヒルルクの思いと重なる部分を感じています。

どちらも、これからの未来を見据えた覚悟や希望をもって発された強い思いなんですよね。

ドルトンはヒルルクの言葉をしっかりと受け止め、のちに荒れ果てた国は復活を遂げることとなります。

ヒルルクはこの後、

「まったく!!!! いい人生だった!!!!」

出典:ONE PIECE 16巻145話p.177 尾田栄一郎 株式会社集英社 2000年12月9日第1刷

と言い、酒を飲み干し自爆します。

見事というほかありません。

それはチョッパーが作った猛毒キノコのスープでは絶対に死なない!というこれ以上ない大きな愛の結果でした。

第145話のタイトルは “受け継がれる意志”。

ヒルルクの死後、ドラム王国先代国王の意志をドルトンが、ヒルルクの意志をチョッパーとドクトリーヌ(Dr.くれは)が引き継いでいきます。イッシー20たちも!

“受け継がれる意志”とは12巻・第100話冒頭に引用される海賊王ゴールド・ロジャーの言葉にも記されています。革命家モンキー・D・ドラゴンの登場シーンですね。

ワンピースにおいて貫かれているテーマの1つです。

「自由」とは何か?

それを追い求める形が「受け継がれる意志」、「人の夢」、「時代のうねり」であるという事。

今後、これらのテーマがどのように絡み合い最終目的地ラフテルへ続いて行くのか楽しみですね。

チョッパーの帽子とヒルルク

チョッパーに帽子をくれたのもヒルルクでした。(16巻第142話)

チョッパーといえばピンクのバッテンのシルクハット!

というチャームポイントになりましたよね。

ケンカができる相手がいること、仲直りできる相手がいること、仲直りのプレゼントをもらえる相手がいること……

それまでチョッパーが知らずにいた、そんな喜びの多くを教えてくれたのも、もちろんヒルルクでした。

2年後に帽子が変わってる?

2年後に新世界編に突入した時には、帽子が変わってる?!と思いましたが、ちゃんと被ってました!

フィギュアなどで確認するとよりわかりやすいのですが、ヒルルクに貰ったピンクの帽子の上にブルーの帽子を重ね着(?)しているんですね。

おしゃれ!

それはそうですよね、チョッパーにとって、ルフィたちに出会うまでは唯一無二の理解者であったヒルルクに貰った帽子を、そんなに簡単に手放すわけありませんからね。

 

まとめ

・ヒルルクの名言は単行本16巻の第143話から第145話に主に見られる

・ヒルルクの名言としてNO.1といえるのは、「人はいつ死ぬと思う…?」のくだり

・チョッパーの帽子はケンカの後にヒルルクがくれたプレゼントで2年後もちゃんと被っている

大事な人が亡くなっても、自分の中にその人の残してくれたもの、例えば言葉や行動などが染み込んでいることに気づく瞬間があります。

人が死ぬのは「人に忘れられた時だ」というのはほんとうに奥深い言葉ですよね。
記憶に残る間は人の心の中で生きていけるということを教えてくれたのがDr.ヒルルクでした。

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